“沈み込みでマウスを止める”yodomiさんとマウスパッド
Valorantをメインに、KovaaksやOverwatchもプレイしているyodomiさん。クリッキング系やトラッキング系と幅広いゲームをプレイしているyodomiさんにTier1や推しのマウスパッドの魅力について語ってもらいました。
力んで止めるエイムスタイルで沈みこみのある柔らかいベースが好みで、KovaaksではStatic Clickingシナリオを良くプレイしているそうです。
Lethal Gaming Gear Saturn Pro Xsoft
このマウスパッドはTier1のマウスパッドだと思います。
なかなか入手が難しいマウスパッドだとは思いますが、秋葉原のArkさんに立ち寄った時に在庫があり衝動で購入しました。
Saturn Proを使い始めてから自分の中で求めるValorantのプレイがワンランク上がり、フリックエイムやスイッチングの精度などがSaturn Proを使っている以前とで全く違ったんです。
インゲームもそうですし、マウスパッドに求める性能というのもまた一段階要求レベルが上がりました。
ゲームプレイの質、マウスパッド自体の質共に求めるレベルが上がったと感じたため、Tier1マウスパッドとして挙げさせていただきました。
Xsoftということもあり滑りはとても重いです。Kovaaksのクリッキングシナリオを例に挙げると、バランスやスピード寄りのマウスパッドと同じ感覚でエイムするとアンダーシュートしてしまいます。
表面の引っかかりは弱いので、トラッキングでは一度動き始めればそのままスムーズにエイムできます。Saturn Pro Xsoftはコントロール重視のマウスパッドですが、表面で止めるという感覚はあまりなく、止めの強さはXsoftのベースによる部分が大きいです。
小指がマウスパッドガッツリに当たる持ち方をしているのですが、使用していてあまり強く擦れている感覚はありません。表面はスベスベシルキーという感じではなく繊維感はしっかり感じますが、引っ掛かりはないです。
Xsoftのベースは、沈み込みでマウスの滑りが大きく変わってきます。荷重のかかりづらい高めの感度だと滑りが軽く、低めの感度だと滑りが重く感じると思います。自分は腕エイム主体なので結構重めな操作感のマウスパッドと感じています。
また、力の入れ具合でも滑りの重さが調節できるので力を抜けばマイクロコントロールもできますし、力を入れれば強い止め感を得ることができます。力のかけ具合で滑りを調整することができる、レンジの広いマウスパッドだと思います。
高いコントロール性能を兼ね備えた、表面はなめらかだけどビタビタに止めることができるハイクオリティなマウスパッドです。
Artisan ハヤテ乙 Xsoft
僕が初めて買ったハイエンドマウスパッドがハヤテ乙だったんです。そういった個人的な思いも含めてTier1マウスパッドですね。
特徴を挙げると、Valorantで、連続キルが一番取りやすいです。
力んで沈み込んだ状態と、クリックを離して脱力した状態とで滑りに大きなギャップがあるのがポイントです。
グッと沈み込みを利用したフリックで一人目を倒した後、脱力した軽い滑りで”にゅーん”と次の敵に向かい”シュポッ”っと沈み込ませて頭にエイムがビタッと止まります。このマウスパッド使ってる時だけ視点移動が明らかに違って不思議な感じです。
1キルずつ取る強さはSaturn Proなんですけど、マルチキルの強さはこいつです。メリハリがあって、滑って止まるんです。
表面は細くも強い繊維感を感じて、マウスを大きく振るとザラつきが押し寄せてきます。サリサリと大きめの滑走音も鳴りますね。
ベースは沈み込みでメリハリの出るXsoftを選択していて、メリハリのある表面と合わせてメリメリハリハリなエイムが可能になります。
初速が速く浮いているような感覚で、そのあとに沈み込みによる止めが来るのでエイムの中での滑りの変化が激しいです。慣れは必要なのですが、なぜか敵が倒せてしまう面白いマウスパッドです。特にスイッチングを重視している人にはおすすめです。
Fnatic JET
Valorantを一番プレイしているので、なかなかスピード系のマウスパッドを使う機会がありませんでした。
そんな時に、家電量販店で触ったときになんだこいつは!と衝撃を受けたのがJETになります。
マウスパッドのこだわりの一つで、マウスを載せて写真を撮った時にカッコよく映るマウスパッドが好きなんですよ。特にHTS Plusのクリアブルーとかの青系のマウスを載せたときのカッコよさがすごい。
ホログラフィック加工されているというのが奇抜でいいですよね。
こいつは性能的にずば抜けているというのではないのですが、僕の”推しマウスパッド”になります。色々スピード系のマウスパッドが発売される中でこの操作感を出しているのはJETだけで、オンリーワンな性能をしています。
ちょっと滑りすぎかなというスピード系なんですけどほんとに滑りがいい。使っていて楽しいマウスパッドですね。
初心者におすすめのマウスパッド
性能面に知名度や入手性を加味すると、SteelseriesのQcK heavyが初心者におすすめしています。
最初からちゃんとしたもの、ハイエンドなものが欲しいって人にはゼロMidが間違いないです。
圧倒的パフォーマンスで、合う人にはこれ一枚でエンドゲームできるマウスパッドになります。
Midを選んだ理由としては、SoftやXsoftの方がフリック系のゲームでは使いやすいですが、ゲームにハマっていくと色々なゲームに触っていくと思います。トラッキングがメインのゲームをプレイしている時に沈み込みが邪魔に思うこともあるため、どのゲームでも安定して使えるという点でMidをおすすめします。
なかなか自分のスタイル以外のエイム感覚を知る機会というのは貴重だと思います。
沈み込みを強く意識してこなかった方は一度こういったタイプのマウスパッドとエイムスタイルを試してみるのもおもしろいかもしれません。
また、自分も同じ感覚だという方は、ぜひ挙げられているマウスパッドで気になったものがあれば試してみてはいかがでしょうか。